蔵王での事

日記

 

山の恐い思いは

まだあります。

 

15年くらいまえでしょうか、、

当時は

毎年冬になると

近くは広島県から遠くは北海道までスキーに出かけていました。

 

蔵王での事

ゴンドラと リフトで 上まで上がり

さあ 滑ろうと 下り始めた頃

 

最初から雪は降っていましたが、、

ゴンドラを 降りるころから 結構 強く降り始めてきました。

でも

下り始めのコースは 広くて滑りやすいものでした。

蔵王は大勢の人がきていて

にぎやかでした。

コースは いくつかあって

それなりのレベルに合わせて

各自下ります。

私は恐いので

いつも初心者用の やさしいコースを選んでいました。

 

その時もそうでした。

 

ただ 違っていたのは

今まで経験したことのないような

(どこかで 聞いたような ことばです)

猛烈な吹雪に なってきたことでした。

 

下り始めて 5分くらいしてからです。

だんだん吹雪が激しくなり

周りにはだれもいません。

こわい感じがしましたが、、

(引き返したい)

元のゴンドラの終点まで

板を外し  歩いて斜面を 登り

引き返すには

ちょっと 遠すぎる距離でした。

 

仕方ないので

コースを外れないように注意しながら

少しでも早くに降りたくて

そのまま下っていきましたが、、

 

そのうち

吹雪で

前方も どこも かしこも

ほとんど見えなくなりました。

もし、後ろから誰かが

かなりのスピードで 下ってきたら

スキー板の先が  私に当たるでしょう

 

コースから 外れて横に 避難しようー

と 思いましたが、、

どこが 横か

吹雪で

一寸先が見えなくなりました。

避ける方向さえ分からず

 

だけど ここにいては 危ない

と いう感覚だけは ありました。

多分?と 思われる方向に動き

木がある近くで

じっと 吹雪が 収まるのを待ちましたが

なかなか おさまりません。

 

そのうち だんだん 体が冷えてきました。

(登山では ありません。)

持っているのは ストックだけ

 

スキーウエアのみで

体を守るもの 何も

持っている訳ではなく

不安になってきました。

歯は ガチガチいってくるし

 

ちょっぴり

遭難

という 文字が ちらちら浮かびました。

 

当たる風が少しでも少なく済むように

背中を丸くして 膝を抱えてしゃがんでいました。

このまま 吹雪が 止まなかったら

板とストックで雪穴を掘って

そこに入って 待っていよう〜、、

とか

いろいろ考えていました。

 

どれくらいの時間がたったでしょう、、

随分長かったような気がします。

 

 

吹雪がおさまってくれたのは。

 

 

 

 

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ご近所の 低い立花山でも ありました。

それは 霧でした。

一寸先が見えなくなるというのは

高い山、低い山関係なく

おそろしいものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. 瑠美子 より:

    怖かったね。
    読んでいると私まで怖くなってきました。
    歯がガチガチしてくるのは怖い。寒い。(今は39度です。)
    生きててよかった。

    • baba より:

      瑠美子さん、39度ですか❗️
      火が点きそうです。

      毎日こうやってブログを 書いていると
      結構 怖い思いをしてきたなー、、
      と とっくに 忘れていた事を思い出します。
      なにか ルンルンの
      楽しい事が書けるといいのになー、、
      と 思うのですが、、

      何か思い出したら
      書きます。

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