二度目の富士登山

日記

 

十年くらい前

妹と 登った二度目の富士山

 

これは 阪急の 登山ツアーでした。

それは 普通に 5合目からの登山

若い時と違って60の 婆ちゃんは 体力もありません

おまけに

30代40代のように 度々登山していたわけではありません。

登れるだろうか、、

 

天気予報では あまり良くない。

案の定 雨雨

5合目出発の時から雨具の用意

カッパ を来て

ザックには 雨よけのカバーを付け

登山靴にはスパッツを

防水帽子をかぶり

防水保温手袋

ガバガバで

歩きにくいが、、完全武装。

 

あの なつかしい??

5合目登山口を 歩き始めました。

 

今夜の 宿泊は8合目の山小屋

 

7合目を 過ぎたあたり

段々風雨が 激しくなり

チラ、と 不安がかすめました。

 

富士山は のっぺらぼうで

風がもろに体に当たります。

それに

つかまることが出来る 木もなにも

ありません。

(登山道の 横にはロープが 渡してありますが、、

ゆらゆらして たよりなくて つかまれません、

それに そのロープの向こう側は斜面

落ちたら それこそ  さーっと 下まで滑っていきそうで

恐ろしいものがありました。)

下から 顔にあたると突き刺すような 雨風。

風速何メートル位でしょうか、、

ツアーの ガイドさんが

『危ないので  腰を低くして歩いて下さい』

と 叫びます。

その声も 強風で聞こえたり聞こえなかったり、、

今更、下に戻ることも出来ません。

 

地面を 全員  四つん這いになって  登りました。

カッパもなにもかも 吹きちぎれそうな強風

背中の ザックの塊も風にあおられ障害になり 体が飛ばされそうに

目も開けられず

とにかく 山小屋までは なんとか、、

這いつくばって、、と。

 

死にそうな思いで山小屋に到着。

ほっとする間もなく

狭いコーナーで

体を小さくし

びしょ濡れの 洋服を 着替え

(登山用のカッパもなにも隙間から雨が染み込み)

 

夕食をいただき

あくる日はヘッドランプを つけての 早朝ご来光登山

朝は3時に出発とのことで

みんな 早々と お布団に潜り込みました。

(現在はちゃんと ひとりづつ お布団はありました。)

 

でも

外はごうごうと 地響きのように風の音がうなっています。

カタンカタンと

何かが飛ばされている 音も聞こえ

小屋もぐー〜っと  少し揺れてきます。(小屋は大丈夫だろうか、、)

眠りたくても 眠れません

心臓も すこし 苦しくなるし、、

(薬を忘れてきていて、、そのことも精神的に不安になりました。)

 

2時半頃

『登るのは危険ですので 中止します。 風がおさまったら下山します。』

残念でしたが、、

あー、よかったと 半分ほっとしました。

 

 

 

2回目の富士登山も

きつかった。

 

三度目は?

 

 

 

 

もう ないです。

 

 

 

 

 

 

富士山は

 

なんども言います

遠くから眺めるのが ほんとに いちばん❗️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

  1. 瑠美子 より:

    おはようございます。

    怖いような富士登山でしたね。
    妹さんはどんなでしたか?

    槍ヶ岳の時も妹さんと大変だったことを思い出しました。
    富士山より前だったのでしょうか。

    富士山の誘惑は凄いよね。
    絶対にもう登らないと決めていても
    何度もちょっとだけ行きたいなあと思います。

    山梨方面から見るのも好きです。

    • baba より:

      瑠美子さん おはようございます。
      妹もきっと 怖かったと思います。
      ただ、いろんな山を登って
      やっぱり 富士山は一度は登ってみたい
      と 言って 一緒に 行ったのですが、、
      8合目までで
      ちょっと残念の ようでした。
      私は 行きませんが、、
      妹はまた 行くかもしれません。
      槍は 富士山の 前でしたが
      それは 妹だけ行きました。
      最後が 怖かったようでした。
      何せ 槍の先っぽですから。(笑)

      富士山はいろんな 方向からきれいですねー
      どこの 山に登っても 遠くに見えます。
      アルプスの どんな山に登っても
      小さく見えて
      あっ 富士山!
      と 嬉しくなります。ね。

  2. 瑠美子 より:

    本当に富士山は何処から見ても美しいです。
    仲の良い、姉妹がいるのは羨ましいです。

    • baba より:

      瑠美子さん、有難うございます。

      やっぱり嬉しいですね。
      私が寝たきりになったらオムツを 替えちゃる
      と言ってくれます。
      私も妹が赤ちゃんの時 オムツを替えてました。
      妹と いうより ちょっと 私の娘
      といった感じでしょうか、、。
      ありがたいです。